錦帯橋——「錦の帯の橋」——は、錦川を五つの径間で渡ります。中央の三つは高い木造アーチで、どっしりした石積みの橋脚の間をそれぞれ約35メートルで跳び越え、両端にはよりゆるやかな径間が一つずつ付きます。全体では長さおよそ200メートル、幅は5メートル。川岸から見るとアーチは波のように上下し、下から見上げると、鉄の帯やかすがいで締められた梁がびっしりと組み合わさった格子になっています。
橋が最初に完成したのは1673年。洪水のたびに普通の橋が流されたことから、岩国三代領主・吉川広嘉の命で造られました。その翌年には早くも流失しましたが、基礎を改良してただちに再建され、その後は1950年の台風で倒れるまで約276年間持ちこたえました。1953年に岩国の人々の手で再建され、2001年から2004年には伝統的な大工技術ですべての木材があらためて架け替えられました。定期的な架け替えは欠点ではなく、むしろ要です。そうして技が大工の世代から世代へと受け継がれていくのです。
錦帯橋の楽しみ方
ゆっくり歩いて渡る
どちらかのたもとの料金所で入橋料を払い、歩いて渡ります。アーチは浅い木の段が必要なほど急で、それぞれの頂上からは、川、尾根の上の城、岸辺の桜並木と、違った眺めが広がります。片道10分ほどを見込み、券はなくさずに——帰りもその券で渡れます。
橋の下に降りる
階段を下りると石敷きの河原に出られます。ここからはアーチの木組みや舟形の石の橋脚をじっくり観察でき、五つの径間が一列に並ぶ定番の写真も撮れます。水位が高いときは河原は立ち入り禁止です。
上から眺める
いちばんの全景は尾根の上から。ロープウエーで岩国城へ上がり、橋と川の湾曲、旧城下町の町割りを見下ろしましょう。
日が暮れてからもう一度
橋は夜にライトアップされ、公共の通路であるため一晩中渡れます。料金所が閉まったあとは、入橋料を入れる箱が置かれます。日中の観光客が去ったこの時間が、もっとも風情があります。

アクセス
- JR岩国駅から:駅前のバスターミナルから錦帯橋行きのバスで約15〜20分。日中は便数が多くあります。
- 新岩国駅(新幹線)から:バスで約15分ですが本数は少なめ。タクシーなら早く着きます。
- 広島から:JR山陽本線で岩国駅まで約50分、そこからバス。詳しくはアクセスガイドをご覧ください。
- 車で:山陽自動車道の岩国インターチェンジから約10分。橋の近くと河原に駐車場があります。
旅のヒント
- ロープウエーに乗って城にも入るなら、橋でセット券を買いましょう。三つを別々に買うより安くなります。
- 木の段はすり減っていて、雨や霜のときは滑りやすくなります。滑りにくい靴を履き、手すりを使ってください。
- 段のあるアーチは車いすやベビーカーには大変です。近くの現代の道路橋を使えば、吉香公園側へ段差なしで行けます。
- 撮影に向く光は、早朝なら東岸から、夕方近くなら河原から。
- 構造の解説を聞きたいなら、ガイドウォークが案内板に書かれていないことまで教えてくれます。
錦帯橋のおすすめツアー・チケット
錦帯橋と岩国のほかの見どころを手軽に楽しめる体験はこちらです。
プライベートウォーク €95〜 錦帯橋と岩国城:地元ガイドと歩く3時間
GetYourGuide で唯一、岩国そのものを出発地とし、多くの旅行者のお目当てをそのまま巡るツアーです。地元ガイドが錦帯橋を一緒に渡りながら、アーチの造りと架け替えのしくみを解説し、吉香公園を抜けて川を見下ろす岩国城の天守へ案内します。プライベートツアーなので、ペースは自由です。
- 地元ガイドと五連の木造アーチを渡る
- 吉香公園とかつての武家屋敷エリア
- 山上の岩国城から眺めを楽しむ
日帰りツアー €141〜 広島発:岩国・宮島ハイライト日帰りツアー
岩国と宮島は広島の西、同じ鉄道路線上にあり、組み合わせるのにぴったりです。このガイド付きツアーは両方を一日で巡ります。まず錦帯橋の五連アーチへ、その後フェリーで宮島へ渡り、嚴島神社と大鳥居を訪ねます。掲載されたばかりで、レビューはまだわずかです。
- 午前は錦帯橋
- 午後は宮島と海に浮かぶ大鳥居
- 電車・フェリー・時間配分はガイドにおまかせ
少人数日帰りツアー €168〜 宮島・岩国1日ツアー:日本を象徴する風景
西日本でもとくに知られた二つの風景——海から立ち上がる宮島の鳥居と、五連アーチの錦帯橋——を一日で結ぶツアーです。少人数制でガイドが終日同行し、訪問の順番は潮と交通に合わせて組まれます。
- 嚴島神社と大鳥居
- 錦帯橋と城下町
- 少人数で終日ガイドが同行




