山上の城を失った吉川家は、その下の平地に構えた居館から領内を治めました。片側を川に、もう片側を山に守られた場所です。その一帯がいまの吉香公園。広い芝生、いまも残る堀の一部、噴水、花の庭、そして武家の町をしのばせる建物が点在しています。
こちら岸の横山地区は藩主と上級家臣のための区域で、商人や職人は川の向こうに暮らしていました。橋がそれほど重要だったのはそのためです。当時の雰囲気を伝えるものは十分に残っています。中級武士の屋敷、重臣の長屋門、一族の神社、いくつかの小さな資料館です。
吉香公園と武家屋敷エリアの楽しみ方
旧目加田家住宅をのぞく
旧目加田家住宅は、江戸時代の中級武士の住まいが良好に残る建物で、重要文化財に指定されています。庭から、畳の間、襖や障子、瓦屋根を眺めます。つつましく整った佇まいで、見学は無料です。
吉香神社と錦雲閣を訪ねる
吉香神社は吉川家の祖先を祀る神社で、18世紀の優美な社殿は文化財として保護されています。堀のほとりに立つ錦雲閣は櫓のような姿の建物で、公園でも指折りの絵になる風景。ツツジや紅葉の季節はとくに見事です。
吉川家の宝物を見る
吉川史料館では、藩主の家に伝わる文書、甲冑、刀剣を、国宝に指定された刀を含め、展示替えをしながら公開しています。近くの岩国徴古館には藩と橋に関する資料があり、ロープウエーそばの岩国美術館では武士の甲冑や武具を展示しています。
香川家長屋門と剣豪を探す
橋へ向かう道沿いには、藩の家老だった香川家の長屋門が白く長く続いています。17世紀後半の建築です。公園内には、吉川英治の小説『宮本武蔵』の中で橋のほとりで「燕返し」を編み出した剣豪、佐々木小次郎の像もあります。



アクセス
- 錦帯橋から:公園は橋の西のたもとから始まります。渡ってそのまま歩くだけです。
- 公園内は徒歩で:どこも5〜10分以内。ロープウエー駅とシロヘビの館はいちばん奥にあります。
- 車で:公園側に駐車場があり、錦帯橋ではなく道路橋を通って行きます。
旅のヒント
- 公園自体は無料で常時開放。資料館はおおむね9:00〜17:00で、休館日があります。
- 春は桜、続いてツツジと牡丹。初夏は花菖蒲、11月はカエデ。
- 大きな噴水は暑い日の子どもたちのお気に入りです。
- 地元ガイドと歩くと、武家屋敷エリアがぐっと意味深くなります。岩国ウォーキングツアーをご覧ください。
吉香公園と武家屋敷エリアのおすすめツアー・チケット
吉香公園と武家屋敷エリアと岩国のほかの見どころを手軽に楽しめる体験はこちらです。
少人数日帰りツアー €168〜 岩国ツアー:錦帯橋・城下町・印章彫り体験
多くのツアーが岩国に充てるのは2時間ほどですが、このツアーは丸一日をかけます。広島から錦帯橋へ向かい、橋を渡って吉香神社と吉川家のかつての城下町を訪ね、岩国城を見学し、最後に自分の印章を彫る体験で締めくくります。新しいアクティビティで、レビューはまだありません。
- 短い立ち寄りではなく、岩国で丸一日
- 吉香神社と吉川家の歴史
- 自分だけの印章を彫って持ち帰る
プライベートウォーク €95〜 錦帯橋と岩国城:地元ガイドと歩く3時間
GetYourGuide で唯一、岩国そのものを出発地とし、多くの旅行者のお目当てをそのまま巡るツアーです。地元ガイドが錦帯橋を一緒に渡りながら、アーチの造りと架け替えのしくみを解説し、吉香公園を抜けて川を見下ろす岩国城の天守へ案内します。プライベートツアーなので、ペースは自由です。
- 地元ガイドと五連の木造アーチを渡る
- 吉香公園とかつての武家屋敷エリア
- 山上の岩国城から眺めを楽しむ
プライベートグルメツアー €83〜 岩国:地元ガイドと巡るフード&ドリンクツアー
岩国に暮らす人と一緒に、食べて飲んで町を知る短いプライベートツアーです。何を味わうかはその日とガイド次第ですが、岩国寿司、れんこん、地酒といった名物が有力候補です。GetYourGuide でのレビューはまだないため、掲載内容をよく確認してください。
- 地元在住のガイドが選ぶ郷土の味と飲み物
- 歩いてのんびり2時間
- プライベート:参加は自分たちのグループのみ




